新たなる冒険の始まり・・・

2014年1月19日、東京大学総合研究博物館インターメディアテクにて、私と妻の研究が特別展示という形で発表される事になった。同日の学会発表と並行してである。私と妻は研究者としての専門教育は受けていない。自然科学系の話が好きな極普通の”おぢさん”と”おばさん”である。その”普通の夫婦”が興味本位で調査検証したのは『幻の剥製』でした。

時は明治、我が国初の南極探検を成功させた”白瀬南極探検隊”は、一体のペンギンの剥製を日本にもたらしました。同隊の後援会長だった大隈重信を介して、このペンギンの剥製は明治天皇に献上されました。以来幾星霜100年余りの間に、このペンギンの剥製は行方知れずになってしまいます。幾人かの学者や研究者が、その数奇な剥製を探しますが発見に至らず、処分廃棄されたものだとされていました。2013年に私共夫婦が発見する迄は!

特別展示『あるペンギンの辿った歴史』 - INTERMEDIATHEQUE